アレがなきゃセックスも出来ないの?

今日は苺をもらった!ケーキも貰った!そしたら、帰宅してみりゃまたしてもケーキがあった!こういうのが何故か続くな!でも今は、ホットチョコレートザッハトルテが食いたい気分。私を落としたかったら、甘いもので釣ってみな?!よろしく。


(:注セックス話。苦手な人は逃げて!)


ヘテロ太郎「ママ〜〜〜!」
マミー「あらお帰り、ヘテロ太郎ちゃん。どうかしたの?」
ヘテロ太郎「う、うぅ。ママ、今日ね、ゲイなノダダに嫌な事言われて・・・。」
マミー「まあ、それは大変だったわね。一体どうして嫌なこといわれたの?」
ヘテロ太郎「うん。あのね?ノダダがね、『ヘテロセックスはありえないねー!』て僕に言ってきたんだ。」
マミー「まあ・・・?」
ヘテロ太郎「・・・ノダダが言うにはね。男の体っていうのは、男とヤって快感を得られるような仕組みになっているんだ!て言っててね。そのための竿がない女とのセックスなんてありえないって・・・。」
マミー「・・・?それはまたどういう根拠かしら?」
ヘテロ太郎「うん、それがね?男の尻の中には前立腺があって、そこを刺激されるとすっごく良くなるような仕組みになってるんだって。だから、男同士でヤルのが、男にとって都合いいんだっていうんだ。それで、僕みたいに竿のない女の子とセックスするのは「ありえねー」って言うんだ。なんだか、ノダダに僕の中のセックス観と自尊心を傷つけられた気分なんだ・・・。」
マミー「(そもそも挿入できない男も居るし、誰もが感じるわけじゃないでしょうけど。)そんなこと、なにも気にしなくていいんじゃない?それはノダダが思った事で、ヘテロ太郎ちゃんが思った事じゃないんだから。」
ヘテロ太郎「うん、でも・・・。」
マミー「・・・ふぅ。そうね。じゃあノダダにはこう言ってやればいいんじゃない?」
ヘテロ太郎「なぁに?」
マミー「前立腺を刺激されるのが良いて言うんだったら、別に男同士でなくても出来るじゃない?女の子にバイブでしてもらうなり、色々手はあるわ。前立腺が良いって仕組みになってるからって男にこだわる理由なんて別にないじゃない。」
ヘテロ太郎「・・・でも、そうは言っても男同士の方が体の造りにおいて、都合が良いって言い返されない?実際女の子には竿はないんだし・・・。だから男女ではありえない!て言い返されるんじゃあ・・・?」
マミー「そんなの、別にペニスが必要なわけじゃないでしょ?そもそも、どうして男女の二つでしか考えないの?そんな事云うのなら、もし人間同士ではなくても非常に効率的に快感を得られる機械が造られたらどうなの?その機械でする方が「体の仕組み上都合がいい」ってことにならない?人間同士、男か女、そんな事にこだわるのはノダダひとりのコダワリでしょ。それでももし、生身の体で都合がいいセックスこそが一番だとのたまうのなら、手でもいいわけじゃない?別にペニスにこだわることはないでしょう。そもそも、前立腺とかを重要視するんだったら性器にこだわったり性別にこだわる理由自体がないじゃないの。」
ヘテロ太郎「あ、そっかー。方法はいくらでもあるんだし、男同士でヤルと効率的な場合があるからってそれがすべてではないんだね。それを言うなら他の方法のほうが最適だったらどうするんだ!て話になるんだ。・・・ママかしこ〜イ。」
マミー「あらあら、こんな事、考えれば誰でもわかるわ^^。」
ヘテロ太郎「そっかー、じゃあ前立腺がどうのとかいって、男は男とやるのが良くって男女のセックスはありえないって言うノダダには、他にも方法はある!て切り返せばいいんだ!?」
マミー「・・・いいえ。そんなのは結局屁理屈なのよ。」
ヘテロ太郎「・・・え?」
マミー「だってそうでしょ。そんなのはどういうプレイが自分にとって一番心地よいか、てだけの話だもの。結局、自分が良いと思ったものしか、自分にとって最適なものってないんじゃない?それを他人が、自分自身が偶然最適だと思ったものだからって「皆もそうだ」と云うほうがおかしいのよ。たとえ男の仕組みがどうあろうと、自分自身がどんなプレイを選択したいか気持ちよいと感じたか、てことこそが重要なんじゃないのかしら?体の仕組みなんて、直接的には関係ないわよ。 だからそんな事言ったら、もしかしたら人間の生身でヤらない方が体の仕組み上いいかもしれないんだからね?そんなの言い出したらキリがないわ。体がどうあろうと、第一に主観の問題なのよ。」
ヘテロ太郎「そっかー。じゃあ、男同士でヤルのがよかったからって、それを根拠に僕のやるようなヘテロセックスにけちをつける必要なんてどこにもなかったんだね?!」
マミー「そうよ、別に一般化させるような言い方をしなくても『私は○○プレイが一番感じるし、最適だと感じた!だから○○こそが良い!』と語ればいいのよ。それを、わざわざ他人のセックスにいちゃもんつける形で主張しなくてもいいわよね?」
ヘテロ太郎「シュカンノモンダイ!」
マミー「わかったようね。良かったわ。」
ヘテロ太郎「うん!じゃあ僕はこれからもヘテロセックス万歳だ!!」
マミー「ええ、頑張って。」


そうして、ヘテロ太郎は朗らかにヘテロセックスに励む毎日を送るのでした・・・。(めでたしめでたし。)

作:ノダダ。


ここで実は、先日書いたエントリの話と関連することを書いたんですが、それが友達への悪口というか愚痴になってしまってたので削除。
教訓。憎み合ってもいない友達とセクマイ関連でいざこざして愚痴るくらいなら、その友達にセクシュアリティについて色々知ることを勧めよう。


ま、要は、
自分が〜〜が好き!〜〜がいい!て主観の話をするのに、「自然の摂理だから」だとか「体の仕組みだから*1」だとか言い訳を用いる必要はないよね。
て話をしてたのでした。
あと、
「〜〜はありえない〜〜もありえない」みたいな主張の仕方よりも、「私は〜〜が好き!私は〜〜セックスこそがいい!だからそれ以外はありえない!」て主張のほうがわかりやすくない?
みたいな話でした。*2


・・・もし、主観の話をしてるのに、自然の摂理だから同性間セックスはありえない、だなんてのたまいやがったら「それって自分の主観の話をしてるのにおかしくない?」と言えばいいんだわ。
だってどのセックスが「あり」か「なし」かなんて、結局主観の話じゃない。好きとか嫌いとかに、体の仕組みがこうだから〜〜はありえない、とか自然の摂理だから〜〜はありえないとか言う必要はないよね。あくまでそれは自分の好みの話だから。
自分が好きだからこそ異性間セックスやら同性間セックスやらを「あり」だと捉えてるのに、それに対して自分の主観以外に理由をつけたり自然の摂理だのの「根拠」を付け足すことは、「一般的に言って〜〜セックスは成り立たない!」て主張してることと等しいのではないか?と感じた。
そんな事を言うのなら、いくら主観の話(自分の好みの話)をしてるだけとは言っても、間接的に特定のセックスの在りように対して「否定」をしていることになるから私は異を唱えます。*3
自分が何らかのプレイ(セックス)がいい!と言うのに、別に他人のセックスに文句付ける必要はないはず。


たとえ、体の仕組みで〜〜セックスが心地よいものであったとしても、みんながそう思うわけではないし、他の人から見れば「ありえない」セックスでも、誰かにとってすればそれこそが(もしくはそれだけが)心地よい「あり」なセックスになるかもしれない。
結局は、「誰が」「何を」「あり(なし)」だと思ったか。それだけの話なんだよね。セックスなんてそんなもの。
だから、そこに自然の摂理がどうのとかの言い訳を一々出さないでよね。


ここでいきなりnodadaズhistory


私さー、一番初めにセックスの話を目にしたのは絵本だったって記憶があるんだよねー。なんかずんぐりむっくりなお二方がベッドで裸でにやついてるの。
体をひっつけて〜、みたいな記述があったと思うんだけど、それを見て私は「ああ、なるほど。セックスってべちゃべちゃくっついたりなんだったりすることなのかー」と思ったわけよ。


それから幾星霜。私は小学生に成りますた。男の子カワユス思って、とあるアニメキャラが苛められたりべちゃべちゃしたりするシーンを妄想するようになりました。
それから幾星霜。私は中学生に成りますた。あるコミックにハマって、そのお気に入りキャラがべちゃべちゃ引っ付いてる様をひたすら妄想しました。そしたらどうしたことでしょう。いきなり両者は、お尻の中にちんちん入れてみるのはどうだろう?とか話し合いだしました。○○○(←キャラ名)は嫌だ!て言うんだけど、○○(←キャラ名)は入れたい!て言って突っ込んじゃうのね。あらま、私アナルセックスのアの字も知らない内にアナルセックスを脳内妄想しちゃいました。アナルって言葉自体高校生になって知ったな。
んで、膣挿入はどうかって言うと、コレがよく覚えてないんだよねー。中学生で知ったかもしれないし、もしかしたら高校生だったかも。中学でだって保健の授業でそういうのも教わった可能性はあるのかもしれませんが、覚えてない。ていうか、もし教わってても多分理解できてなかったんじゃないかな。本当覚えてないや・・・。残念。


そんなわけで、私はセックスの予備知識なしでやたらあれこれ妄想する子だったのです。おかげさまでBLに出会って、すっかりアナルなしではおられぬ体になりましたが、それまでは、本当創作料理作る勢いで妄想してたからさ。というか、無意識的にマニュアル的知識を受け入れないようにしてたかも。自分の妄想の幅狭めたくなかったからさ。だから、「セックスてなに?」て言うと、私にはあくまで「妄想できる範囲」て言うのがその答えになってたわけ。セックスは創作だ!みたいな感じ。


でも、マニュアル的知識を知ってしまうと、なんだか妄想力が衰えたような気がするわ。確かにお手本があると効率的に欲情とか高揚ができるんだけど、その分夢はなくなったかな・・・。(←腐としてそれじゃいけないね!)


もしかしたら、同性間セックスはありえないて言い切ったりする人は、マニュアルに支配されて、「それ以外のセックスはない」みたいな思い込みをしてしまってるのかもしれないなーと思った。*4もし仮に、自分で妄想する前に最初からマニュアルを提示されてしまってたら、尚の事そういう思い込みが激しくなるんじゃないかな?て思うのね。

マニュアルを提示されて、それをベースにしちゃってる。マニュアルこそがセックスの実体だ!みたいに思い込んでるんじゃないのかなぁ。そういうこともありうると思うんだ。私も多少それに含んでね。


セックスなんてさ、個々人が勝手に象ってるもんなんだからさ?答えなんて出さなくてもいいんじゃないかしら?




・・・・・。でもいくらなんでもヘテロセックスだけの知識でセックスを知った気になられても困るよねぇえ〜〜〜??*5

*1:その時は、入れられるほうと入れるほうだから、とか言われた。

*2:あと、その友達には長々と意見せずに「あんたのセックス観って男根崇拝なセックス観だよね」てだけ指摘するべきだった・・・みたいな話でした。

*3:いえ、念のために言っておきますが。友達はそういうことを言いたかったわけではないのだ。ただ、当時そこには複数人が居て、色んな他人の意見がごっちゃになったので、私はつい同性間セックス否定をしてるのだと思い込んでしまった。だからこれはもしもの話です。

*4:世の中には、ヘテロセックスマニュアルは数多くあっても、他のセックスの情報はみんなで共有できるほどないよね?

*5:そんな人には、セックスのHowTo本だとか、ゲイ・レズビアンとセックス関連でググればいいんだ。