それが中々難しいんだよ。
それに比べて、自分のどインランの責任をタカオのせいに押しつけたオンナのまぁ根性の悪いこと。いくらコトがすんで羞恥心が甦ったといっても、そこまで喜ばせてくれたオトコを暴行魔のように非難するとは。自分の快楽を自分の責任の元に享受できないというのは、もっとも恥ずべきベッド・マナーといっていいだろう。
うん、言いたい事はわかる。わかるけれども言い訳言わせて。（なぜお前が言う）
でもねでもね、そうは言っても、やっぱり自虐的な性愛傾向のある人は自分の欲望との折り合いが難しいこともあるんだよ。（言い訳だけど）
Ａ子さんも相手を罵るのはやりすぎだと思うし、確かに悪かったとは思うけど。でも自虐的な性愛傾向にある人にしてみたら、散々いたぶられてから「最後に『すごくよかった』と感謝」なんて、正直とてもじゃないけど難しいってば。恥じ入りたくもなりますってば。（いや、無論誰もがそうではないだろうけど）
だいたいベッドと日常は切り離してオンオフでわきまえろって言われましても、セックスだって日常の一ページじゃない？ なのに、ベッドで行われた恥じ入りたくなる行為に限ってそう簡単に割り切れるものなのかしら、と。
それに、この人のセックス観にも納得いかないよー。
セックスというのは、あくまでも快楽を交換する行為であって、それをしたからといって相手に対する特権性を得たというのではない。
確かにそうかもだけど、実情は果たしてそうか？と言えば違うし、そもそも、人によってはベッドの上で相手に特権性（ご主人様〜）を与えてしまってるのにもかかわらず、セックスがただ単なる「快楽の交換」で済む話か？
あと、結婚観についても抵抗あり。結婚というものには多くの権益がパッケージとして織り込まれてるので、パートナーシップとしてはそれほど精神性ばかりに重点が置かれてるモノなどではなく、社会的利得が絡むモノじゃないか。本気で精神的なパートナーシップを望むなら、そもそも結婚制度に乗るのが不適切と私は思うけど。*1
*1:つーか、結婚制度しかパートナーシップがない現状で、結婚をあらゆる意味でのパートナーシップとして論じるのが、既に語るに堕ちてるよな。
