読んだから感想

not simple (IKKIコミックス)

ペンギン書房から出てたのを買ってたんだが・・・2巻にあたる続きが記載されてたので購入。(ちなみに新聞に紹介されたりもした作品だ。)つーか分厚いのに税抜き714円なーり。ぺんぎんでは一巻分で税抜き950円也。・・・しかしコレを連載してたSEEDさん、廃刊だし・・・。違った。休刊してたけど復活してるや。↓
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http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060501bk14.htm
ネットコミックってあとはどこがあるかな?私は紙派!けどネットも素敵!どっちもハッテンしてくれい!(字が・・・。)

で、感想。
ハッピーエンドが好きな人には辛いかな。(あと、近親者を憎悪する人にはオススメしない。)でも私は覚悟してたし、それもあってかなぜか平気だった。
あんまりな偶然と偶然のつながりで悲惨な末路を迎える主人公。複雑な経路を経て行き着いた先は単なる絶望だったのか・・・。しかし、この物語はnot simple なんだとさ。
彼はこんなにも不運が続かなければ不幸にならなかったのだろうか?人生とは一つ一つの出会いだとか出来事によって構築されていく物で、正に彼の悲惨な末路は積み重なった上の「結果」であった。運命などではなく。
そして彼の周りの人達も、自分の人生だからこそ抱え持ったなにかがある。その一つ一つの「何か」が重要な起点だった。
あらゆる要素が織り成した結果は一体誰に何を伝える物だろうか?何も伝わらないこともあるのかも・・・。だからこそこんなタイトルなのかな・・・。語りつくせない、けども着実に進み、終わる人生。それはストーリーではないのだ。
イアン何を思ったろうね。ジムはどうしたかったんだろうね。ジムは結局どうしたんだろう。

渡り歩くのは楽しいのかな?私も英語圏あたり移り住んでみたいな・・・。家族は要らない。居場所も要らない。ただ移ろいでみたいな・・・。英語が喋れないけどね・・・・?
結局notsimpleの意味がなんだかわからなかったけど、また読み返してみようかな。

そういえば12月1日は世界エイズデーだった。まだyahooのTOPで見れるよー。私も再読しようか・・・。