そういうエロがすき。
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あぁーエイコ(確かこんな名前)とトキコの、親密でありながら濃密なパートナー関係。
彼女達の間には性的な描写がないのに。どこかエロい。←と言ってしまうと勿体無いのかな?
でも、編集者と作家の微妙な間が置かれた距離感の中で、彼女達は共犯者となり、なにかを分かち合っていたように思う。*3
そのひとつひとつに、「何か」が隠されてるようで・・・。
でも、ある意味(他人からしたら)あのまんまの関係でしかないんだろうなぁ。しかしそれでも二人にしかわからなかった見えなかった「何か」が、見ようによっちゃ、エロいんだ。
物狂って、服のまま冬に冷水を浴びるトキコ。それを必死で止めるエイコ。なんだか官能的なようで、切ない亀裂を生じた友人関係のようにも見える。
つらいというより悲しかった。とエイコは言う。
なんというセリフだ。後から思うと、そのセリフはなんだか、彼女達の濃密さを妙な形で浮き立たせられるように感じられる。
密接に関わる中に、見えない「近さ」が、その「何か」を含んでいるのだろうか・・・。
とにかく、私はああいう関係を描けたら素敵だろうなぁと思うんだ。それが結局エロでなかったとしても。