ネタ寄せ体質な友達が、また面白いネタを・・・。

先日友達とあるフェアに行ってきたんだけど、なんとついた頃にはそのフェア品が品切れてた・・・。
ああ、なんてこと。*1今日ならまた新たに手に入れられたんだけど、そんなしょっちゅう高い交通費かけてお店行ってられませんって。

だけど、わりと見つからないと思ってた帯付き本見つけられたので、まあよしとする。

楽しかったのは友達のネタ披露だった。彼の地元のデパートの話。ヤギモッチ(モチ仮名)は私の地元からすごく離れた所にお住まいなので、私はそこがどこだか、どういう店だか知らないんだけども、そのデパートがすごくユニークな店だったんだそうだ。

その店では、客向けにアンケートを取ってるらしい。大きめの店ならよくある「お客様の声」といったようなポストを配置し、そこに客からの注文や質問を書いた用紙を入れてもらう仕組み。その用紙に書かれた質問内容や注文に対し、店長が受け答えをする。つまり質問用ポスト近くに回答用のノートが用意されてあるのだ。質問や注文をした客は、用紙をポストに入れた後そのノートに店長からの返事が書かれるのを待つのだ。

で、ヤギモッチは別に質問も何もしてないようだったが、興味をそそられ、そのノートにどんな質問や回答が書かれてあるのか見たそうだ。(多分質問内容などもそのノートに貼り付けられてあるのだろう。)
すると、その質問内容にこんなものがあったそうだ。
「そちらの店のレジをやってる○○という職員の男性が好きです!付き合ってください!」
というもの。
なんと素晴らしい根性と努力。しかし勝利は得られません。店長からの返答にはこんな内容が。
「申し訳ありません。○○には既にお付き合いしております女性がおります。・・・しかし、こちらの店の△△課担当の職員に○○と同じ背丈で同年代の□□という者がおりますので、もし、お客様さえよければご紹介させていただきますが?」
との回答内容が書き残されていたとか・・・。
なんとユニークな店長でございましょう。きっぱりと交際してることを告げ、尚且つ仲人の役割まで果たそうとするなんて!なんとお客様命な店長かしら。デパートの店長職に全身全霊を注いでおられる。見上げた根性と努力。客と店長。どちらもとても褒められたものではありません!


いや、もちろん店側は本人の承諾を得てそのような回答内容を書いてるんだろうが、そんなトンデモなノートがデパートの一角にあるなんて、なんてファンタスティックで素敵なストーリー!なんだかまた新たな「〜〜男」的実話ドラマが出来上がりそうな話だ。いや、その質問をしたのは女性かもしれないんだから、「〜〜女」か。さしずめ「デパート女」だ。すごく団地の匂いがする。
こういうお客と店員の触れ合いもあるのですね。心がほこほこ温まるお話でした。


で、そのあと二人でそのノートの行く末を妄想したりしました。「きっとそこで客の方は相手の男性の特徴を聞き出すんだ。そしてまた店長から回答が送られていて、ついには二人は出会うことになるんだよ。それで、デートするんだけど、そこでまた問題が発生して、その客はまた店長に相談するために『お客様の声』に助けの声を投稿するんだよ!で、店長からは、また丁寧な回答が送られる。んで、それをドキドキしながら読む他の客まで居たりする!「次の展開はどうなるんだ〜!?」て感じにw」
「新たな物語の形ですなー!デパートを舞台にした文通とかどうとかを超えた(て言うか第三者がアドバイスを送るような)デパートのアンケートを通した恋愛模様・・・。で、最終的には全店員の顔写真を載せて、それぞれ宛のポストを作るんだよね。で、客はその中から好みの相手に向けて手紙をポストに投稿する。うーん、新たな営業戦略!」


ええ、なんだか滑稽に素敵です。
そんな大人な恋愛を体験をしたいそこの貴方!さあ、今すぐデパートに行こう!


BL的にすれば、なぜか店員は美形の男だらけで、女性からの手紙がある中、その一部には男性からの手紙があって。で、店員は自分の人気度がお給料に響くものだから必死に相手をする。いつもならやんわりとスルーして、尚且つファンの心をつかむんだけど、その客の男相手にだけはそれがうまくできない。「どうしてこんなにあの人のことが気になるんだ・・・。今までの客にはこんなことなかったのに・・・。」とかなんとか言って、どんどん惹かれあう二人。
でも彼は相手の男に心を開くことは出来ない。特定の相手を持ってしまうと他の客がデパートから離れていってしまうし、しかもその男だって自分の偽りの笑顔に魅せられただけのミーハーに違いない、と思ってしまう。
けれどそこで男は猛烈アタックをします。男は実はエリートサラリーマン。(でもヘタレ)そんな自分の職を投げ捨ててまでして、そのデパートに就職しようとするんです。「僕の貴方への愛はミーハーなもんなんかじゃない!」とかなんとか言って店員に迫る男。(コワイコワイ
そこで店員の受けは気づきます。「彼に無茶をさせたくない。彼は忙しい仕事の合間を縫って僕に会うためこのデパートまで着てくれる優しい人だ!そんな彼を僕は・・・いつのまにか好きになってしまってたんだ!」
そんなこんなでお付き合いする男たち・・・。
で、二話目は(ぇ)何度も何度も送り主不明の手紙が投稿されるので、ちょっと怖がってる店員の話。でも彼は、ただ愛を伝える内容の手紙に心惹かれてたりして・・・。だけど自分には客に応える気持ちがもてそうもない。「だって、最近の僕ったら仕事や恋愛よりも、いつもドン臭い僕をフォローしてくれるあの同僚のことばかり気になっちゃうんだ・・・。」で、もちろんその手紙の主は、実は気づけばいつも隣にいてくれた「気になっちゃう同僚」なのでした!「っち。気づいちまったか。俺のお前への気持ちは、手紙の形でしか告げないつもりだったのによ」とかなんとか言って照れちゃう攻め。めでたしめでたし。
で、三話目は(ry

*1:「いっぺん、死んでみる?」