国会での「同性愛」っす!
試しに国会会議録検索システムで「同性愛」を検索掛けてみた。
ふぅん、21件か。す、少ないかなぁ。で、やっぱりエイズ関連はありますね。一応5件かな。ん?数え間違いか?あ、そうですね。エイズと同性愛で検索掛けると6件でしたわ。
- 女性問題と絡めた福島みずほの発言。
- エイズ対策としての柳沢伯夫の発言。
- エイズ対策としての中島正治の発言。
- 国民(住民)投票でのマイノリティの人権での福井康佐の発言。
- 公営住宅の入居での福祉問題での中川治の発言。
- エイズ問題における視点と語りの偏りについての家西悟の発言。
- 少子化と家族の問題における山田昌弘の発言。
- 強姦性犯罪についての南野知惠子の発言。
- 憲法調査会における自己決定権での若林秀樹の発言。
- 強姦性犯罪についての都立大学の前田雅英の発言。
- 憲法での人権に対する内野正幸の発言。
- 憲法調査会の参照意見(勧告的意見)制度での中山太郎の発言。
- エイズ対策についての高原亮治の発言。
- インターネットの出会い系規制での黒岩宇洋と瀬川勝久(それぞれページが違います)の発言。
- 日本のSARS患者と日本でのエイズ(初期の)問題を絡めた家西悟の発言。
- 国民生活・経済調査での教育・学習関連での林道義の発言。
- 予算委員会での「性同一性障害と同性愛は違う」という家西悟の発言。
- 憲法調査会での基本的人権における平等についての江田五月の発言。
- 青少年問題での「ラブ&ボディBOOK」における馳浩の発言。
- 人権擁護法案における日本の人権侵害についての森山眞弓の発言。
- 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正での花井十伍の発言。
昔にいくと、懐かしいものの名前も出てきたり。
キーワードは人権・エイズ・性ですかね。まあ当然来るものですね。
しかし林道義氏は面白い。
しかし、男らしさ、女らしさというのは、最近、脳科学が非常に発達しまして、ほとんどもう一〇〇%に近いくらい証明されておりますが、この男らしさ、女らしさは生まれ付きのものであるということが明らかになっております。
と言ってて、そしてその前には
男性なり女性なりへの帰属意識というものですね、これを持つということはアイデンティティーの確立にとって非常に大切なことでありまして、これが確立できませんと、これがはっきりしませんと、アイデンティティーの確立に非常に支障が生じてまいります。
子供は、一般的に考えますと、大体二、三歳くらいから始まりまして男女の区別ということを意識するようになります。思春期までには自分が男の特性又は女の特性を持っているということを意識的に確信しまして、それなりの行動基準というものが確立されていなければなりません。そうでないと、価値観とか考え方の面で自分に自信が持てないとか、無気力になったり閉じこもりになったりする原因の一つになりかねません。さらには、異性との関係がうまく作れない、こういう現象が今ちまたでよく指摘されておりますが、あるいは同性愛に傾いてしまうとか、要するに、生物としての子孫を残すための必要な行動に支障が出るおそれがあるということが、可能性がございます。
・・・と。なんだか論理がおかしいような。性別と性的指向がごっちゃなのは言うまでもないけども。100%決まってるらしい男性性女性性。そしてそういった男女にアイデンティファイできないと、「同性愛に傾いてしまう」と。こんだけ本質主義にのっといておいて、性を傾くようなあやふやな物として規定するのですね。傾くくらいなら性自認や性的指向なんて所詮そんなものなのねー。あははー。
後、特に気になったのが、性犯罪へのあり方について、男性から女性への暴力だけを重視して、それ以外の多くを軽視する向きが、同性愛関連でも見受けられた点か。
数が少ないからって、なんで男性から女性への性犯罪と区別して扱わなきゃいけないレベルのものとするのか。その論理がわかりません。後で詳しく読んでみようかな。
今まで使ってませんでしたが、この検索、ちょっと調べてみると面白いもんですね。