WWEの『女性』参加資格問題についてメモ。

WWEがWEEになってた!指摘ありがとうございます、恥ずかしい!レスは後ほどv)
カミクズヒロイでこんなん見つけた。以下

ウーマンズ・ウィークエンドのウェブサイトに『21th WWEについて』という記事が載っています。2008年11月1日から3日の期間で開催が決まったという第21回ウーマンズ・ウィークエンドの告知です。参加資格について以下の記述があります。 [

◆参加対象◆

今回のWWEはこれまでと参加の条件が大幅に異なります。
トランスセクシャルトランスジェンダーの方は特にご注意下さい。



女性として生まれ、現在女性としての戸籍と性自認をお持ちの方。
 または

性別適合手術(SRS)を終えたMtFの方。
MtF=Male to Female。出生時に男性に振り分けられたが、性自認は女性の方)

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※ 21thでは上記の条件を満たす方を参加対象とさせていただきます。

※ 今回の参加対象については色々とご意見もあるかと思います。
詳しくは『参加対象についてのご説明(�、�)』をご覧下さい。

http://pulpdust.org/item/395

参加対象についてのご説明→http://www.geocities.jp/wwe_tokyo/target1.html

私は「ウーマンズウィークエンド」について詳しくないと言うか全然知らないのだけど、とりあえずhttp://homepage3.nifty.com/uraiku/wwecontent.htmのページで読める範囲に目を通してみた。すると、どうやらこのウィークエンドは「レズビアン・ウィークエンド」をモデルとしており、年に一回、公共施設を借りて宿泊あるいは日帰りを含む形で様々なワークショップ(と言うか催し?)を行い、小難しいものから遊び感覚のものまで色んな趣向が盛りだくさんの『女性の場』として機能してるものらしい・・・。(長い)
で、このウィークエンド、その回毎にオルガナイザ(主催者)が変わって、それぞれの運営方針で今まで続けてきたらしいのね(今年で21回になる)。だから、参加資格も回毎に異なっていた。それで、このウィークエンドでは設立した初期から「女性の参加資格」について議論があったらしい。そもそも、このウィークエンド自体がバイセクシュアル女性が中心になって始まったもので、モデルにされていた(というか、おそらくはクィア女性にとって当時数少ない大きな場であっただろう)「レズビアン・ウィークエンド」内部にある“バイセクシュアル女性排除”の反動・・・と言うか反省?があり、「参加資格を女性とし、居心地良く参加できる場にしよう」という出発だったらしい。(ところで、私は今の「レズビアン・ウィークエンド」の性質は知らない。今はWWE設立当初とは違う形かもしれないので注意。資料では「今もたぶん、『レズビアンオンリー』と『バイセクシュアルフレンドリー』の交互で行われていると思う」とのこと。)

「何でバイが来てるのよ」という一部の人たちと、バイセクシュアルの人たちがどうしても衝突してしまった。「そんなふうに凝り固まるのはおかしい」という人、「どうしても男女両方に恋してしまうんだけど」というバイセクシュアル、バイセクシュアルの自分の恋人をつれていくとトラブルになってしまうレズビアン、もちろん自分が行くと批判されてしまうバイセクシュアルもいた。こういった人たちが、「もっと居心地のいい場所を自分たちで作ろう」ということで、WWEは始まった。

http://homepage3.nifty.com/uraiku/message_frame.htm

そんなわけで始まった(らしい)WWE。しかし、参加資格をただ「女性」として包容度の高い場を作り出したのだけれど、やっぱりそこには議論する問題があるわけだ。それがTG参加者の参加資格について、だった。(まあ、「インターセックス」についてもあったらしいけどね)
第2回の時点で、二人のMTF参加者(麻姑仙女さんもらしい)がいた。第8回では、

FTMの人から参加したいんだけど、という話が来て、それで議論になったんだと思う。「女としての経験を共有している、ということを重視しよう」とか「だけどそうしたら、 FTMだって『女としての経験』をしている」といったことをえんえん話した。結局、FTMは排除」ということになったと思うが、どういう理由でそういうことにしたのか、ぜんぜん憶えていない。でも、結局当日本人が来てしまって、来てしまったから、オルガナイザーの部屋か何かに泊めてしまった。

と言った感じらしい。(ただ、他のオルガナイザの発言によると第7回でもFTMの議論が起きていた可能性も少しある。)
しかし、11回と12回はFTMMTF共に参加OKになった。(11回で初めてMTFがオルガナイザになった。)
14回ではゲストスピーカーとして男性も参加(訪問?)。
微妙に食い違いがありそうだけど、一応11,12,13,14,15,16,17,18,19,20は、回毎の異なる制限はありつつもTGの参加は(一部的に?)OKだったみたいだね。(なんか資料が主観的なので自信なくなってきたけど)

ここらへんの詳細は↓
>http://1st.geocities.jp/babatie17/tie060505.html
19回と20回の具体的「女性」の定義はhttp://www.geocities.jp/wwe_tokyo/old19th/siteinfo.htmlhttp://www.geocities.jp/wwe_tokyo/old20th/sanka.html


なんだろう。やっぱり女であること(あるいは男であることも)って、外見が重要なファクタになってくるのね!という印象。「女性のための場」がWWEなのだろうけれど、その女性の定義によって揺れる「〜のため」という目的があって、WWEには最初から根幹には「誰が女性であるか」という問題があったのだ。もっとも、女性とか男性とか、あるいは日本人とかそういうアイデンティティーによるコミュニティ的な場での「資格」というものは、どこでも常にこういう定義の問題が起こらざるを得ないものだと思うけれど・・・。。。さて、今日は疲れたので本題はまた後日に書くとしよう。(て言ってたら永遠に書かないような気がしてきた。ていうか書きたい内容も半分は脊髄反射だし・・・。「女性のためって言うけど、だからその『女性』ってどの『女性』だよ!『女性』のためって言っておいて本当は『ジェンダーマジョリティの女性のため』なんじゃないの??」・・・とかね。)
アー、疲れた。とりあえず今日はメモだけね。資料の文字読んでると眠くなるのよ。